今回のリフォームあるある事件簿は、キッチンの移動リフォーム後に起こった排水がつまる罠についてです。
事件のはじまり
ある日一本の電話がかかってきました。キッチンの排水がつまったのでみてもらいたい。
お伺いして確認
お伺いすると、キッチンの下から水が染み出していました。早速キッチンの排水を調べる事にしました。
すると、すぐに手ごたえがありました。どうもキッチンのすぐ下の部分で詰まっているようでした。
少しつついていると水が流れるようになりました。
今までの経緯を聞いてみました
先に聞けばよかったのですが、排水が完全に詰まっていたため先に排水管を見てしまいました。
少し落ち着いたので、今までの経緯をお伺いしました。
以前キッチンをリフォームして、しばらくしたらキッチンの排水がつまったそうです。そこで、高圧洗浄をおこなってつまりは解消したそうです。
それから2~3年たって今回のつまりとなったとのことでした。
違和感を感じたお話
キッチンのリフォーム後に排水がつまったと言われることは、実際にはよくあります。
戸建てのキッチンの排水管については、マンションのように定期的に洗浄することもないため、長年の油汚れが配管にこびりついていることも普通にあります。
それが、リフォーム後にたまたまつまりが発生して、リフォームをしたから詰まったと言われることもあります。
ここまでは、よくある話なのですが、その後に高圧洗浄をしているにもかかわらず、2~3年でまた詰まったことに違和感を感じました。
キッチンをリフォームで移動していた
その他には、リフォームの時にキッチンを移動したこともわかりました。
もしかすると原因は、排水管にあるのではないかと思い確認することにしました。
排水管が逆勾配
確認すると、排水管が逆勾配になっていました。キッチンの下が低くなっていて流したい方向が少し上がっていました。そのために、2~3年で再度詰まったのでした。

直す方法は、排水管のやり直し
直す方法は、単純で排水管を正規の勾配が取れるように配管し直すことです。
障害がある場合は注意が必要
床下の排水管経路に障害がある場合は、注意が必要です。少し長くなっても適正な勾配をとることを優先します。場合によっては、排水管を床下に落とす位置を変えることも必要かもしれません。この辺りは、リフォーム時の確認が重要になります。
今回の注意ポイント
戸建のキッチンを移動するリフォームでは、床下の排水管の勾配や経路にも注意が必要です。(ともすると職人さん任せになりやすい部分ではありますが...)しかも、少し時間がたってからつまりが起こることもあるため、お客様からすると原因がわかりにくい場合があります。
また、移動を伴わないキッチンの交換リフォーム後に単純なつまりが発生することも多いので、マスの確認や既存の排水管の状態もリフォーム時に確認しておいてもらうと完成後の排水トラブルが少なくなります。

