横浜市で戸建1階の床鳴りの原因と、床鳴りの原因を調査した事例についてになります。
戸建て1階の床鳴りの原因

「ギシギシ」「ミシミシ」「パキッ」…リビングや廊下を歩くたびに聞こえる不快な床鳴り。
床鳴りが発生する原因は多岐にわたりますが、戸建て1階でよく見られるのは以下のようなケースです。
釘の緩み: 床材を固定している釘が、経年や負荷によって緩んだり抜けたりすることで、床材が浮き上がり、きしみ音が生じます。
下地の劣化・損傷: 床材を支える根太(ねだ)や大引き(おおびき)といった床下地の木材が、湿気による腐食やシロアリ被害、あるいは構造的な負荷によって劣化・損傷している場合があります。
この場合、床鳴りだけでなく床の大きな沈み込みや揺れといった症状を伴うこともあり、放置するとより深刻な問題に発展する可能性があります。
束(つか)の不具合や地盤沈下の影響: 床下で床を支える束石(つかいし)や鋼製束(こうせいづか)が、地盤沈下などによって浮いたり傾いたりすることで、床全体が不安定になり床鳴りを引き起こすことがあります。
フローリングの施工に起因: フローリングの施工で、床材同士が密着しすぎていたり、フローリングと周囲との隙間が不十分だったりすることで、床鳴りが発生することがあります。
床鳴りで注意が必要なとき
下地の劣化や損傷でシロアリ被害が考えられる場合には、しっかりとした調査をお勧めします。
床鳴り調査事例
1.人通口まわりの土台と根太が原因
お客様より、リビングで床鳴りがするので見てほしいとのご依頼がありました。
お伺いしてお話を伺ったあとに、実際に歩いてみることにしました。
歩いてみると、最初は音がしなかったのですが、何回か歩いているうちに音がするようになりました。
音の状況は分かりましたので、次に、キッチンの床下点検口から、床下に潜って、音が鳴っている場所を確認することにしました。
一見すると特に問題がない床下の状況でしたが、床下に潜った後に、お客様に上を歩いていただくことで、音が発生している場所と原因を特定しました。
確認すると、床下で人が通るための人通口と呼ばれる部分の横の基礎コンクリート立ち上がりの上の土台の部分の上から音が発生しているようでした。
この人通口部分の土台には、人通口の上の部分で他の大引きも取り付けられており、床の荷重が他よりかかりやすい場所となっていました。

また、この土台の上に根太が同じ方向にのっていました。通常は土台と根太は交差する形になりますが、ここでは、平行になっていました。
床鳴りは、この部分で発生しているようでした。
お客様へは、床鳴りを直すために、土台と根太まわりの補強が必要なことをお伝えしました。
後日、補強工事を行って床鳴りを止めることができました。
2.根太の釘のゆるみが原因
お客様から、廊下を歩くたびに床鳴りする部分が出てきて、音も大きくなってきたので、問題がないか見てほしいとのご依頼がありました。

お伺いして、まず、廊下を歩いてみることにしました。
床自体が沈む部分はなく、根太もしっかりしているように感じましたが、確かに音がする部分がありました。
音の感じとしては、木がゆがんで鳴っているのではなく、何かが上下動でこすれて音が出ているように感じました。
床鳴りを床下から直すためには、床下に潜って、直すことが可能かどうか試してみる必要があります。(必ず直るとの保証はできないものです。)
お客様へは、構造的には特に問題なさそうですが、床鳴りがなくなることはないことをお伝えしました。
お客様としては、床鳴りが続くのは良くないと感じていたため、床の張替えも含めて検討したいとのことでした。
また、部屋の敷居や床見切りとの段差も小さくしたいとのご要望でした。
ご提案としましては、既存の床の上に高さ調整のためと床下地補強のための下地を作り、新しいフローリングをその上に張るご提案をしました。
上がり框もリフォーム用の框を新しく設置することにしました。
床鳴り部分については、床下地を作る前に一部既存の床をはがして、原因を確認して対応する形でお伝えしました。
その後、床を開口して原因(根太をとめていた釘のゆるみが原因でした。)を特定して床鳴りは直りました。
3.合板をとめていた釘のゆるみが原因
お客様より、最近洗面所の床で床鳴りがしているので、問題がないか見てほしいとのご依頼があり、確認におうかがいしました。
まずは、実際に洗面所で、床の鳴る部分を足で踏んでみて、床の動きを確認しました。
床自体はそんなに弱っている感じではないのですが、足で踏むたびに音が鳴る状況でした。
上からではよくわからないため、キッチンの床下点検口から床下に潜っていき、確認することにしました。洗面所の下についたところで、上にいる人から、音がする部分の床を踏んでもらいました。

踏んでもらってその状況を確認すると、根太(床板を支えている木)に板の上から止めつけている釘が緩んでいるようで、それが原因で釘と木がこすれているような音が出ていることがわかりました。
構造的には大きな問題はありませんでしたが、お客様にとっては床鳴りが気になるので直したいとのことでした。
洗面所の床仕上げは最近新しく貼り替えたばかりのため、今回は床下からの修理方法をご提案することになりました。
修理の方法としましては、床の板の動きを少なくして床鳴りを抑えるために、既存の根太と呼ばれる木のとなりに、追加で根太を設置して、追加した根太と上の板を接着剤で固定することで床鳴りを抑えることにしました。
後日、補強工事を実施して、床鳴りはおさまりました。
床鳴りの修理手順と方法
原因の特定
床鳴りの修理は、まず原因特定から始まります。
お客様からヒアリングを行い、いままでの音の発生場所や頻度、床の沈み込みの有無などを確認します。
その後、床下に入れる場合は、床下空間に潜り込み、床鳴りの根本原因を突き止めます。
修理方法の一例
- 部分的な根太の補強:床のたわみをおさえるために部分的に根太を追加して補強します。
- 大引きの隙間うめ: 大引きの動きをおさえるために、基礎と大引きのあいだの隙間を埋めたりします。
- 束の調整・追加: 束が浮いている場合は、適切な高さに調整したり、必要に応じて新たな束を設置して補強します。
- 漏水対策と防蟻処理: 漏水やシロアリが関係している場合は、これらの対策も必要になります。
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