最近は、急な雷雨や激しい雷に見舞われることが増えている気がします。実は、先日、お客様より近くに雷が落ちた後電気がつかなくなってしまって、との相談をいただき確認にお伺いしてきました。

今回は、原因特定(コンセントが原因)まで一筋縄ではいかなかった舞台裏をお届けします。

特定できなかった漏電の原因

事の始まりは、近くに雷が落ちた後にお住いの漏電ブレーカーが落ちてしまった事でした。

お住まいがマンションだったため、お客様はすぐに管理会社に連絡を取って見に来てもらったそうです。

見てもらったところ、1つの子ブレーカーの系統のどこかが原因で全体の漏電ブレーカーが落ちることまでは分かったようですが、その系統のどこが原因かまでは特定できなかったようです。

その後、ふとお客様は、自分のことを思い出してくださり電話してみたとのことでした。

お伺いして調査開始

事の始まりや、管理会社さんの調査の様子をお伺いしてから、調査を開始しました。

また、少し前に上の階からの漏水事故もあったとのことでしたので、そのあたりも確認することにしました。

問題の子ブレーカーの系統の照明器具やスイッチなどを外してみて確認しましたが、原因を特定することはできませんでした。

お客様と相談しているうちに、子ブレーカー自体が落雷で壊れたのではないかとの考えにまとまり、夜になっていたこともあり、翌日に子ブレーカーをあたらしいものに交換してみることにしました。(落雷によって子ブレーカーが壊れることもあるようです。)

子ブレーカーを交換するも解決しない

翌日に、子ブレーカーの交換を行いました。出来るだけ照明なども外しておいてからブレーカーを上げてみましたが、すぐに漏電ブレーカーが落ちてしまいました。

子ブレーカーは新しいものに交換したので、次は配線自体や電気の線を接続している場所(ジョイントボックス)を確認する必要が出てきます。

天井の点検口から電気のジョイントボックスまで手を伸ばしましたが、手は届くのですが、距離があるため配線を外したりするのは難しい状況でした。そのため、点検口から見える範囲で電線のジョイント部分や配線自体を目視しました。見える範囲では、特に問題がないように感じられました。

問題がないようには見えましたが、分岐している配線を一系統づつ確認していくしかないかと考えていたところ、ふと天井点検口の下のほうにあったコンセントが気になりました。

気になったコンセント

落雷による漏電調査の時に気になった古いコンセント。

気になったコンセントは、露出型のアース付きコンセントで、今では見られない縦長型の細長いタイプのコンセントでした。取り付けられてから年数もかなりたっているように感じられて、差込口まわりの埃も少し気になりました。

さっそくコンセントを外してみることにしました。コンセントを外してから、子ブレーカーを上げてみると漏電ブレーカーは落ちませんでした。

まさかのコンセントが漏電の原因

今回の漏電の原因は、近くに雷が落ちたことでコンセントが漏電の原因になってしまった事でした。

よく、雷が落ちたときには、家電がだめになったりするのは、経験がありましたが、コンセントがだめになった経験はありませんでした。

コンセントを交換して完了

この後、新しいコンセントに交換してすべての電気が使えるようになりました。

気になる電気の事は早めに信頼できる専門家に見てもらいましょう

今回は、落雷が原因でコンセントがだめになりましたが、普段の生活のなかでも電気で気になることがありましたら、なるべく早く信頼できる電気の専門家に見てもらったほうが良いです。

特に、ちりちり音がしたり、焦げ臭いなどがあったら、すぐにブレーカーを落としておいてから電気の専門家に見に来てもらいましょう。この場合は出火原因になる可能性もあり特に注意が必要です。