既存の床の弱りや沈み込みを直すために行われるフローリングの上張り。工事期間も短く費用も抑えられるため定番の工事のひとつとなっています。
しかし、そこには既存の床の罠が潜んでいました。今回のリフォームあるある事件簿は、上張りリフォームを行って床鳴りが発生したの巻です。
フローリングの上張りリフォームの完了
フローリングの工事が終わり、見違えるように美しくなった廊下の床。何事もなく工事が終わりリフォーム担当者もこころなしか少しほっとして見えます。
事件発生、数日たったある日
工事が終わってから数日たったある日、お客様よりリフォームしてもらった床から音がするので見てほしいとの連絡が入りました。
早速お伺いして床鳴りを確認したリフォーム担当者、確かに床鳴りがしている。

対策開始
まずは、床鳴りしている部分をビス留めしてみることにしました。ですが、床鳴りは直りません。ビスもあまり効かない感じです。
床鳴りの原因は既存フローリングの肌別れ
リフォーム担当者は、床鳴りの原因について調査しました。
原因は、新しいフローリングを張るために使った接着剤が古いフローリングを肌別れさせて、その間に入った空気が歩くたびに肌別れしたすき間を出たり入ったりすることでした。

原因がわかった時、リフォーム担当者にはあきらめの感情がわいてきました。
お客様とリフォーム担当者のがっかり
お客様は、せっかくリフォームしたのに歩くたびに不快な音がするなんて......。
リフォーム担当者は、せっかくきれいにできたと思ったのに......。
両者ともがっかりしてしまいました。
結局、解決方法はやり直すこと
部分的な補修で済めばよかったのですが、床鳴りの範囲は日増しに増える一方でした。一部分だけ直してもまた別の場所で同じことが起こる可能性が非常に高いです。
結局導き出した解決方法は、上張りしたフローリングと既存のフローリング両方をはがして、工事をやり直すことでした。

このやり直しでは、一度完成したものを壊すとゆう精神的なダメージもありました。
今回の注意ポイント
フローリングの上張りは、非常に有効な手段ですが、築年数がたっている場合や、過去に湿気や漏水の影響を受けている可能性がある床への施工は、慎重に見極める必要があります。
既存の床の状態によって、事前に既存フローリングをビス留めすることで改善が見込めるのか、一部の既存フローリングの貼り替え作業が必要なのか、全面の床の張り替えが適切なのかの判断をする必要があります。
お客様にとっても、どのくらいの床鳴りが許容範囲なのか、リフォーム担当者とよく話し合っておく必要があります。(フローリングの上張り工事で床鳴りを完全になくすことは、難しいことが多いです。)
まとめ
フローリングの上張り工事を行って、床鳴りが起こることは程度の差はありますが、わりと多いです。(簡単に直ることもありますが、なかなか直らないこともあります。)
また、元々床鳴りしている場合には、床鳴りをとめるのがさらに難しくなります。(事前に対策をしても難しいことがあります。事前に鳴っていなかった部分がリフォーム後に鳴ることがあります。)
もし、床鳴りが気になるのであれば、最初からリフォーム担当者にそのことを伝えたうえでリフォームのやり方から検討するのがおすすめです。

