今回の、リフォームあるある事件簿は、洗面室のリフォームで新しく吊戸棚をつけて照明に扉があたる、の巻です。
収納が足りないから、三面鏡の上に吊戸棚を増やそう!
そんな普通の計画が、まさかの「照明の出っ張り」に阻まれる……。今回は、そんなすこし悲しくなる現場からお届けします。
事件発生:リフォーム完成の日
工事が終わり、ピカピカの新しい洗面化粧台と、その上に鎮座する新品の両開き吊り戸棚。
「さあ、さっそく扉をあけてみよう!」と扉をバッと開けたその時。
「コンッ……あれ」
軽い音とともに、扉が止まりました。
視線の先には、天井から微笑んでいるかわいらしい「照明器具」の姿が。

現場検証(大袈裟ですが)
現場を確認すると、新しく設置した吊り戸棚から少し離れたところに、既存の照明器具が天井より飛び出してくっついていました。
もう少し離れていればよかったのですが、残念なことに扉を開いた時の軌道上で、扉が90度まで開かないで照明器具に当たってしまうのでした。

無言になるリフォーム担当者
「……」無言で吊戸棚と照明をにらむリフォーム担当者。(吊戸棚と照明は、悪くありませんが)
フルオープンになるはずだった扉は、照明にぶつかって中途半端な角度でストップ。
これではものが出し入れしづらいし、何より毎回ぶつかる手前で扉を止める必要があります。
なぜ「うっかり」が起きてしまったのか?
「プロなら気づくでしょ!」と言いたくなるところですが、これが意外と盲点になりやすいポイントです。
• 「平面図」では高さがわからない: 図面上で位置を確認していても、照明の「出っ張り(高さ)」まで計算に入れ忘れる。
• 「開閉チェック」の落とし穴: 吊り戸棚を取り付ける位置ばかりに集中して、扉が「描く円」のスペースを立体的に想像できていない。
収納の取付け高さと扉の可動範囲を忘れたときに、この魔物は潜んでいます。
解決策:道は三つあります
「もうこのまま一生、半開きで使うしかないの?」と絶望するのはまだ早いです。この事態を打破するには、以下の対策で可能です。
一つ目、照明器具を薄型のものに交換して扉をかわす。可能であれば一番他に影響が出ない簡単な方法です。
二つ目は、照明器具をダウンライトにする。問題としては、配線が出ていた部分が見える可能性が非常に高いことが、難点です。天井クロスの貼り替えが伴う可能性が高いです。
三つ目は、照明器具を移動する。こちらも、既存の配線が出ていた跡が目立つことや、配線を移動するために天井に穴を一度あけなければいけない可能性が高いため、天井クロスの貼り替えが必要になる可能性が高いです。
まとめ:天井の照明器具にも注意
洗面台の上に吊戸棚を新設する時は、天井の照明にも注意が必要です。
もし今、同じ状況で「がっくり」来ている方がいましたら、照明器具の交換から検討してみてください。
照明を薄くするだけで、扉をかわすことが出来れば、扉も心もパッと明るくなりそうです。
以上となります。

