おしゃれな空間づくりの定番として人気のダウンライトを、リフォームを機に希望されるお客様は多くおられます。
しかし、ここにはリフォームならではの罠が潜んでいます。最悪の場合は、せっかくリフォームしたのに後から天井が垂れてきてしまうことも。
今回は、実際に起こりうるダウンライトの穴をあけて天井が下がるの巻についてです。
数か月後に事件発生
キッチンと内装のリフォームを行ってから数か月後に事件は発生しました。
あれ、キッチンの吊戸棚の扉が開きづらい?

なんと、よく見るとダウンライトの縁にキッチンの吊戸棚の扉が少しこすっていました。
せっかくリフォームしたのにお客様はがっかりです。
なぜこんなことが起きたのでしょうか。
原因はダウンライトの穴で天井下地を切ってしまった事
天井の裏側には、天井板をとめつけるための木や軽鉄でできた骨組みが組まれています。

ダウンライトを設置するには、天井に丸い穴をあける必要がありますが、本来なら下地を避けた位置に穴をあけなければなりませんが、下地の位置を確認しないで穴をあけてしまったり、ここにダウンライトをどうしてもつけたいとなった時に時間がないからとそのまま切断してしまったりといったことが起こる可能性があります。
下地を切るとどうなる?
天井を支える骨組みを切ってしまえば、当然天井の強度は落ちます。ダウンライトの重みや石膏ボードの重みのため時間とともに天井が少しづつ下がってきます。
事件のきざしはリフォーム終盤に
実は、この事件の原因(天井下地をきってしまう。)は、リフォーム工事終盤(仕上げ段階)に起こる確率が高いです。

引渡しが近いリフォーム工事の終盤は、工程がつまっていて時間に追われがちです。
特に天井の仕上げが終わってからダウンライトの穴をあける時など、下地の位置を確認しないまま穴をあけ始めて、下地に当たったことに途中で気づいたとしても、今から天井を直していると引渡しに間に合わない、とりあえずダウンライトを入れておけばわからないだろう、との安易な考えからそのままにしがちです。
また、天井に木製の仕上げ材が張られてしまった場合には、後から下地の位置を確認するのは至難の業です。(この場合は事前に下地の位置を調べておいて、照明と干渉しそうな問題のある個所については、開口補強工事などをしておく必要があります。)
今回の注意ポイント(リフォーム担当者の意識)
ダウンライトの位置の打合せなどで下地のことが話題になったかを気にしておきます。
既存の天井にダウンライトを設置する際には、事前に下地探しなどを使って骨組みの位置を確認します。場合によっては、ここに下地があるので5cmほどずらしてもいいですか?といったご提案があるはずです。位置をずらさないのであれば、下地の開口補強工事が必要になってきますので実際は費用もかかります。
また、リフォーム担当者のどこでも簡単に付けられるとゆう言葉には注意が必要です。下地のことについてほとんど注意を払っていない可能性が高いです。
天井の仕上げ前にダウンライトの穴があいていると少し安心
天井の仕上げが始まる前に、ダウンライトの穴があけられていれば、もし下地を切ってしまったとしても直す時間の余裕があるので、そのままにして工事が進む可能性が低くなります。
もし、工事中にダウンライトの穴あけ作業を見かけることがありましたら、下地は大丈夫でしたかと一声かけてみるのもトラブルを未然に防ぐ抑止力になります。
まとめ
ダウンライト自体は、非常におすすめの照明器具ですが、リフォームの現場では、天井下地にも注意が必要になります。
ダウンライトの設置をご検討の際は、天井下地にも少し注意を払ってダウンライトの位置の打ち合わせをリフォーム担当者と行うと良いのではないでしょうか。
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