以前に建具の交換リフォームをさせていただいたお客様から、「なんだか建具の扉があきらかにしぶい感じがする(しまりが悪い) 」とご連絡をいただき、メンテナンスにお伺いしました。

季節の変わり目に多い建具の不具合
今回の建具は、冬場の時期にリフォームで交換させていただいた室内の建具でした。
お引渡し時には問題なかったのですが、気温が上がり、夏の湿度の影響で建具や壁がわずかに膨張し、枠との隙間が狭まってしまったことが原因と考えられました。
朝方はもっとしまりが悪かった
お客様宅に到着し、問題の建具を拝見すると、確かに扉が枠の金物ぎりぎりの状態になっていました。
お客様によると朝の時点ではもっと渋かった(しまりが悪かった。)とのことですが、昼頃には、その渋さは無くなったとのことでした。
エアコンをつけて室内の気温が下がり、乾燥したことが、当たらなくなった要因と考えられました。
丁番の部分で調整
今回設置させていただいたのはパナソニック製の建具です。
丁番(ちょうばん)の部分には、扉の左右位置を微調整できる機能が備わっています。
少しの調整
今回の調整では、隙間を広げるというよりは、「ぎりぎり当たらない」というすこしの調整にとどめました。
必要以上に調整してしまうと、今度は冬に時期に隙間が広がりすぎてしまい、見た目が悪くなる可能性を考慮しました。
丁番の調整機能を使い、ほんの少しだけ丁番側に扉を寄せる調整を行い、今回のメンテナンスは完了しました。
参考資料
今回の建具の丁番調整方法になります。
ネジを緩めすぎたりすると扉が外れてけがをする恐れがあります。
設置した業者さんがおられるのであれば、その業者さんに見に来てもらうほうが安心です。

以上となります。
