お客様より、和室の畳の床をフローリングにしたいので見積りをしてほしいとのご依頼がありました。

お伺いして見させていただくと、リビングと和室には床に段差がない状況でした。フローリングにする場合にも床に段差ができないように考えていきます。

マンション和室とリビングの床段差
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また、和室とリビングを分けている敷居と建具、押し入れについては、既存の物をそのまま利用したいとのことでした。

畳の厚みとその下の状況を見るために、畳をおこしてみることにしました。畳をおこしてみると畳の厚みは55mmで一般的な畳の厚みでした。畳の下は、置床(マンションなどのコンクリート床の上に高さの調整できる金物の上に床パネルが設置されたもの)で作られていました。

マンション畳の下の置床
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今回は畳の下が置床でしたが、ほかの事例としては、古い年代ですと、木組みの床下地の場合や、コンクリートの床の上に直に畳が設置されている場合、コンクリートの床の上に左官工事で平らに調整されたコンクリートのように見える下地である場合や、発砲スチロールのような断熱材が敷かれている場合もあります。それぞれの下地の状況により、工事方法や金額も変わってきます。

今回は、費用の面も考えて、既存の置床の上に木の下地を取り付けて、その上に合板を貼り、その上に遮音フローリングを貼るお見積りとすることにしました。

遮音フローリングには、2種類の遮音性能がありL45、L40(L40のほうがL45より遮音性能が高くなります。)と呼ばれています。マンションの管理規約を確認して規約に合った遮音性能以上のフローリングを選定することにしました。今回は、規約がL45のため、L45のフローリングから選ぶことにしました。

フローリングの色については、リビングのフローリングに近いものがご希望とのことで、それに沿ったフローリングをさがすことにしました。

和室の畳からフローリングにしたい等ございましたら、現地調査・お見積りは無料で行っておりますのでお気軽にご連絡ください。