マンションの和室の畳からフローリングに変更するリフォームになります。リビングと和室を仕切っている建具や敷居は既存のままで再利用となります。押し入れについても襖紙は張り替えますが、その他は、既存のままの予定です。
工事のはじめに、マンションのエレベーター内や室内の床部分を、工事中傷つけないために、養生(材料などの搬出入時や工事中に傷をつないための保護)をしていきます。
その後、畳を撤去して、工事で使用する材料を搬入します。畳を撤去すると、置床(高さを調整できる金物で板を支える構造の床)と呼ばれる床下地が見えてきました。今回は、この置床部分は撤去しないで、この置床の上に、畳とフローリングの厚みの違いを調整して、解消するための床下地を作っていきます。
木下地は、その後にはる合板とフローリングの接続部分どうしが重ならないようにするため(接続部分が重なるとその重なった部分の動きが大きくなり床が弱くなります。)、事前にフローリングのはり方や位置を決めておいて、その位置をもとに木の下地の取り付け位置を決めて取り付けていきます。木の取り付けには、しっかりと固定するため、接着剤を併用していきます。
木下地の後には合板と呼ばれる木の板をとりつけていきます。
合板をとりつけた後、今回は、遮音フローリング(階下への音を軽減するためにクッション材の付いた床)を使うため、フローリングを接着剤ではりつけていきます。はりつけ時には、フローリングとフローリングの接続部分にわざと少し隙間をとっていきます。(床材ごとに、はり方についての指定があることが多いです。)隙間をとることで、湿気や温度で床材が伸びたときに、突き上げ等の不具合が出にくいようにしています。
フローリングをはりつけた後、壁と床の境目に巾木をつけて、畳からフローリングにする大工工事は、完了しました。この後、壁紙や襖紙を張り替えていきます。
和室の畳からフローリングへの変更を考えることがございましたら、現地調査・お見積りは無料で行っておりますのでお気軽にご連絡ください。