今回は、マンションのトイレの音を軽減するための方法と注意事項についてになります。

トイレの建具を遮音性能がある建具に交換する

トイレの建具を音に配慮した建具に交換すると廊下への音漏れの軽減が期待できます。

パナソニックの音に配慮した建具
パナソニック参照
建具交換の問題点、給気に困る

建具を音に配慮したものに交換すると、今まで、扉の下の隙間からトイレの換気のための空気をとりこんでいたのが出来なくなるのが問題となります。音に配慮する扉の場合、扉が閉まると扉の下の隙間を塞いでしまうためです。

給気の問題を解決する方法

あまり音が気にならない場所からトイレの給気を行うことで、給気の問題を解決します。その代わり、給気のための開口を開けた部分には、今まで以上にトイレの音がするようになるのとにおいの問題が起こる可能性があります。

トイレの壁を遮音性の高い壁にする

トイレに隣接する部屋に対する対策としては、壁を遮音性のある壁にすることである程度の効果を期待できます。

問題点としては、わりと大がかりな工事になることです。また、その効果も数値やイメージで事前に説明することは難しく、やってみないとどのくらい効果があるのかわかりづらい面があります。

まとめ

マンションのトイレの遮音を考える場合、音の問題とともに、給気の問題を解決する必要があります。また、どこの部屋に対してトイレの音が気になるかによっても対策の方法が違ってきます。

個別の部屋でトイレの音が気にならないようにする場合、その部屋の建具を遮音性の高いものにする方法もありますが、その場合も、今度はその部屋の空気の流れを考えなくてはならなくなります。通常は、扉の下を空気が流れることで、部屋の換気をするようにできているためです。

もし、マンションのトイレの遮音について検討されるときは、給気などについてもよくわかっている業者さんに相談するのが良いかと思います。

オンリーネスト株式会社  神奈川県横浜市西区みなとみらい4-4-2 担当 須田