お客様より、サッシの鍵が取れたので見に来てほしいとのご依頼がありお伺いしました。

現地確認

お伺いして確認すると、掃き出し窓部分のサッシのクレセント受けが取れてなくなっていました。お伺いするまでは、クレセントのほうが外れたと思っていました。

サッシのクレセント受けがなくなっていました。

外れたクレセント受けがないか、お客様に確認すると、お客様が保管されていました。

特殊な形のクレセント受け

お客様が保管されていたサッシのクレセント受け。

このクレセント受けの形状の特長として、直角に折れ曲がった部分がついていました。この部分がある事でクレセント受けがサッシから取れづらくなっていたと思われますが、かなりの力で外れたものと感じられました。幸いにネジ穴は大丈夫でしたので、この部品をサッシに再設置することにしました。ネジについても保管されていないかお伺いしましたが、ネジの行方は分からないとのことでした。ネジ穴が大丈夫だったことから、ネジが最初にゆるんで取れた可能性も考えられました。

クレセント受けの再設置

サッシクレセント受けの金物の形状から、サッシを解体しないで再設置するのは難しいと考えられました。そのため、サッシの方立を一度外して、クレセント受けを取り付けることにしました。

サッシクレセント受けを、方立を外して再設置。

サッシの方立をとめている3か所のビスを外して、取り外し、クレセント受けを方立にとりつけてから、方立をサッシに取り付けなおしました。

この後サッシを枠に戻して、鍵のかかることを確認して作業終了となりました。

今回のサッシクレセント受けは特殊な形状でしたので、既存の物を再利用しようとすると方立を外す必要がありましたが、通常のクレセント受けであれば、方立を解体しなくても再設置や新しいクレセント受けの取り付けが可能な場合が多いです。

クレセント受けが取れてしまった場合

サッシのクレセント受けが取れた場合、ネジが緩んで取れただけであれば、ネジを再度締め付ければ治る可能性があります。ネジが利かなくなっている場合は、新しいクレセント受けを購入して取り付ければいいかとおもいます。新しいクレセント受けを選定する注意点として、今ついているクレセント受けとネジ穴の位置やねじからの飛び出している寸法、段差の寸法等が同じものを選定することが重要になります。可能であれば、現在ついているものと同じ形状のものがあればベストです。個人では難しと感じられたら専門業者に見てもらうのがいいと思います。

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