横浜市のマンションでリビングのとなりにある和室を洋室に変更するのに伴い、押し入れもクローゼット収納に造作工事でリフォームしました。
施工前写真
通常の天袋がある押し入れでした。

完成写真

内部に仕切り壁を作ってハンガーパイプと棚を設置しました。布団が入れられる場所と洋服を2段にしてかけられるスペースを作っています。仕切り部分の横の位置については、お客様とお打ち合わせの上で寸法を決めました。
内部の仕上げは、お客様がクロスにこだわらないとのことでシナ合板で仕上げています。
扉については、天井近くまであるパナソニックの3枚連動引き戸を採用しています。引き戸の為、開閉時に手前にスペースを取らずに広い間口を確保できるのが特徴です。
工事中状況
まずは、畳を撤去して、押し入れ部分や他の部分を解体していきます。
下の写真は、押し入れ部分の内部を解体した後の写真になります。

畳を撤去すると、その下はコンクリートの床になっていました。ところどころ、床の高さを調整するために左官で補修が行われた跡がみられました。
今回は、畳だった部分のコンクリート下地の上に直接、遮音フローリングを張ることになっています。
また、間仕切りの引き戸やクローゼット収納になる部分には、敷居もつけることになっていました。
床が水平かどうかの確認
敷居をつける部分が現状で水平かどうかを、水平を測定できる機械で確認することにしました。
確認してみると、水平でない部分や、そのまま遮音フローリングを張るには現状の床下地の段差がすこし気になる部分がありました。
もともとが畳だったこともあり、遮音フローリングを張るように床下地を作る必要がなかったのかもしれません。
また、マンションのコンクリートの床も年数とともに、床が水平でなくなることがよくみられます。
床下地の左官での調整
今回は、大工工事より先に左官工事にて床下地の調整塗りを行いました。
見えなくなる部分の作業になりますが、その後の仕上がりに影響してくるので、大事な作業になります。

この後収納の造作工事に移っていきます。
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