1.収納計画の考え方について

動線は短く、収納のための壁面の作成も

物を使う場所と収納する場所の距離が短くなるように考えていきます。

日常生活の物をどこに収納するかを考えて、その場所を確保するように考えていきます。

収納する場所の前には、空間が必要となります。この空間も考慮しながら考えていきます。

物によっては、引っ掛けるボードを設置することや、壁にフックをつけるのも良い方法です。

収納のためには壁面が必要ですので、ない場合には、壁面を作ることも考えていきます。場合によっては、窓をなくすことも考えていきます。

天井までの空間利用

天井までの空間を有効活用することを考えていきます。

奥行きが深すぎないように

収納の奥行については、奥行きが必要なもの(布団等)をしまう場所と、そうでないものをしまう場所を分けて考えていきます。

可動棚

収納の棚を可動棚にすることで、いろいろなものに対応できるため、収納力がアップします。

可動棚
可動棚

見える収納

あえて見える収納棚をつくることは、一目で何があるか見えるため、便利な面もございます。

見える収納
見える収納

収納のための照明

収納されたものが、見やすいように、状況によっては、照明も考慮する必要があります。

2.玄関廻りの収納について

外で使うものは、玄関廻りに置く場所を確保したいです。そう考えると、新たに収納スペースを作ることが必要な場合もございます。庭が広い場合には、物置も一つのアイデアです。

廊下壁を収納に

玄関からの、廊下に面した壁を収納に作り替えることもアイデアの一つです。

廊下壁を収納に
廊下に面した壁を収納へ

土間収納

現状では、スペースの面から難しい場合が多いですが、広めの土間収納やインナーガレージ等が作れると、外で使うものが多い場合、非常に使い勝手が良いです。

土間収納
インナーガレージ

3.キッチン廻りの収納について

すっきりしたキッチン廻りにするには、収納計画が重要になってきます。

キッチンの位置を移動して、収納を作ることも多くございます。

大きめのざっくりした収納スペース

冷蔵庫に入れない食材や、水、ごみ置き場など、すこし大きめの収納スペースがあると便利です。

大きめのざっくりした収納スペース
パントリー収納

ごみ置き場については、ダイニングから見えないかどうかも考慮します。

収納部分を扉で見せない

収納部分に扉をつけるとすっきりと見せることができます。

収納部分を扉で見せない
収納部分に扉設置

奥行きが深すぎないように

棚の奥行については、浅めのほうが、物が重なって見えなくなることがないので、おすすめです。

4.リビングの収納について

見せる収納・隠す収納

見せる収納と隠す収納を組み合わせて考えると良いかもしれません。

掃除道具の置き場所は、リビングで考えたい収納場所の一つです。

雑多なものが多いため、家具で収納を考えるか、作り付けの収納で考えるかも事前に計画するとよいかもしれません。

納戸収納

リビングに面して、人が中に入れるぐらいの少し大きめの面積に、棚を作成した収納スペースを作ることができると非常に便利でおすすめです。

納戸収納
収納スペース

5.寝室の収納について

寝室は狭くなるかもしれませんが、可能であれば、ウォークインクロゼットや壁面いっぱいの収納を作成すると、大きく収納力がアップします。扉は引き戸がおすすめです。

壁面いっぱいの収納
壁面いっぱいの収納

6.洗面所の収納について

洗濯用の収納場所

洗濯用の洗剤の収納場所を、洗濯機の近くに考えておくのはおすすめです。

少し余裕のある大きめの収納

通常、洗面所には、物が多いため、最初から大きめの収納を計画しておくと洗面所がすっきりします。

バスタオルを置く場所やかける位置を検討

収納計画とともに、バスタオルをかける位置も、問題になることが多いので注意が必要です。

7.トイレの収納について

最近は、トイレを広めに計画することが多くなりました。収納についても、トイレ内に大きめの収納を計画するのも、状況によっては良いかもしれません。

基本的にはトイレで使う掃除道具やトイレットペーパーなどを収納できるように考えます。

まとめ

収納計画は、リフォーム計画の中でも重要な部分です。慎重に考えていきたいところです。