横浜市のマンションで、内装のリフォーム工事に先立って、一部の壁の部分断熱補強工事を行いました。

施工前写真

もともとのクロスの上に、劣化した壁を隠すために、新しいクロスが部屋の外壁側角部分に貼られていました。

横浜市のマンションで壁が結露で弱っている状況。

下の写真は壁の角の下の部分を拡大した写真になります。

横浜市のマンションで壁が結露で弱っている状況。

石膏ボードにカビと劣化

壁下地の部分にカビが見られて、石膏ボードも劣化している状況でした。

断熱に対する環境条件が厳しい

この壁の部分は、北側に面している2つの面の壁が外部に接している角部分で、断熱の条件としては、一番厳しい部分になります。この部分に劣化が集中している状況でした。

部分断熱補強工事(同じことを繰り返さないため)

このまま、内装だけきれいにしても、近い将来に、また同じことになってしまうため、内装工事の前に壁の部分断熱補強工事も行うことにしました。

断熱材:発砲ウレタン

下の写真は、既存の石膏ボードをはがした後に、断熱材(発泡ウレタン)を吹き付け、壁に合板を貼り始めたところです。

横浜市のマンションで壁の断熱工事を行っています。

黄色に見える部分が断熱材(発泡ウレタン)を吹き付けた部分になります。

吹き付け発砲ウレタンのよいところ

吹き付けタイプの断熱材の利点は、小さな隙間にも充填可能なことと、必要以上に吹き付けてしまった部分は、固まった後にカットすることが簡単にできることです。
また、吹き付け断熱の施工した後の確認点検で、再度断熱材の吹き付けが必要になった場合も、割と簡単に部分補修が行えることです。

工事費用の目安

部分断熱補強工事の費用の目安は、石膏ボードの解体工事から断熱補強を行って復旧工事までで、およそ64,000円になります。(内装工事は含んでいません。)

壁をはがさないで断熱補強する方法もあります

条件によっては、既存の石膏ボードをはがさないで、石膏ボードに12mmほどの穴をあけて、そこから断熱材(発泡ウレタン)を充填することで断熱性能をアップすることも可能です。

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