個人で行う台風シーズン前や定期的なメンテナンスの点検事項について、点検する場所ごとの見るポイントや注意事項についてになります。

排水桝部分

ほとんど点検されていないのではないかと思われる部分です。桝の蓋が土や砂利の下になっていて見えなくなっている場合も多いので注意が必要です。

築20年以上の住宅では、一度は点検するほうが良いかと思います。

マスの蓋をあけて確認

家の周りに排水の蓋があることが多いのですが、この蓋を開けて内部を見ていきます。

見るポイントは、排水が流れる側の口の部分に異物が詰まっていないか。

桝自体に、草や木の根が入りこんでいないか。

桝の底が陥没して、穴が開いていないかどうか。

桝自体に葉っぱや泥が多く堆積して詰まりそうになっていないかどうかです。

木の根や草の根によって、排水が難しくなっている場合が割と多くあります。

木や草の根があった場合

この場合、草や根を取れば改善することが多いです。

もし、桝ではなく、配管の途中が根によって塞がれている場合は、配管自体をやり替える必要が出てくる場合もあります。その場合は専門業者に見てもらったほうが良いです。

キッチンの排水のつまりについて

キッチンの排水に多いのは油による塊で管がふさがれる事例です。長い間に少しづつつまってきている場合には、この油の塊が管全体にくっついていることも多く、お客様できれいにすることが難しい場合もあります。

難しい場合には、排水管の高圧洗浄をおこなう専門の業者に頼むことになります。

マスが壊れていたり陥没しているとき

また、桝自体が壊れ、さらにその排水の漏水によって、桝自体が陥没して流れが悪くなっている場合もあります。

この場合には、桝自体の修理が必要な場合が多くなります。

桝の問題でトイレの流れが悪くなったのを、トイレ本体がつまったと勘違いする場合もあります。

擁壁部分

段差のある敷地の土をとどめるためのコンクリートやブロックで作られた土留め壁の部分です。

特に注意が必要なのは、昔に作られた、現在の仕様に合っていない擁壁です。

大谷石やブロックで作られているものは、特に注意が必要です。

下の図は、左側がコンクリートの擁壁で、右側が大谷石にブロックが積んである擁壁のイメージ図になります。(コンクリート製だから安心とゆうわけではありません。)

擁壁の点検注意事項
確認するポイント

亀裂があるか、はらんでいないか、以前と比べて亀裂が広がっているなどの変化がないかがポイントです。(写真など取っておくとわかりやすくなります。)

地震や大雨の後などは、確認しておいたほうが無難です。

気になる場合は、早めに専門家に見てもらう

点検して、気になることがある場合には、早めに専門家に見てもらうほうが良いです。

以前、大雨の後、大谷石の上にブロックが積まれた擁壁が崩壊して、下の家にぶつかっていた事例を目撃しました。

大雨で地盤の重量が増大したのと、もともとの擁壁が弱かったのが原因と思われました。

他の方に迷惑がかかる場合もありますので特に注意が必要な部分です。

コンクリート基礎部分

家の周囲を確認して、コンクリート基礎部分に大きな割れがないかどうかを点検します。

大きな割れがあれば、早めに専門家に見てもらうほうが良いと思います。

また、基礎部分にシロアリの蟻道が見られた場合も早めに専門家にみてもらう必要があります。

基礎の表面に水が出てきたら雨漏りや漏水を疑う

また、1階の水切り金物の下部分から、雨の後基礎の表面に水が出てきていましたら、雨漏りを疑います。

下の図は、雨の後基礎の表面に水が出てきている状況の図になります。

基礎の表面に水は雨漏りの疑い

また、上記部分から雨もなかったのに水がしみ出てくるのであれば、水道関係や排水関係の漏水を疑います。

どちらの場合も専門家に見てもらったほうが良い状況です。

外壁部分

外壁の紫外線による劣化の確認

外壁のサイディングや塗装面を指でこすって白くなるかを確認します。

白くなるようであれば、そろそろ塗り替えの時期です。

築10年ぐらいの家では確認する時期です。

コーキングの確認

また、外壁のつなぎ目のコーキングに隙間がないか、取れていないか等を確認します。こちらのほうが外壁よりも劣化の進みが早いことがあります。

特に日当たりの良い面の確認が必要です。

外壁の反りや亀裂の確認

外壁面の反りや亀裂、割れがないかを確認します。

こちらは、台風の後や地震の後等に確認してみるのも良いかもしれません。

外壁の反りや亀裂に関して気になる場合は、建てた会社や専門家に、はやめに見てもらうほうが良いです。

軒天井部分

バルコニーや屋根の軒天井(屋根の裏側で外部に面している部分)を点検します。

見るポイントは、雨染みが出ていないか、かびていないか、はがれ始めていないかです。

シミが出ている場合は、雨漏りも考えられますので、建ててもらった住宅会社や専門家に見てもらったほうが良いです。

屋根面

屋根に上がるのは、危険ですので下から見られる範囲で行います。(双眼鏡があると見やすくなります。)

屋根材の割れや、屋根材のはずれ、めくれ等がないか確認します。

屋根材が鉄製の場合、さびの状況についても確認します。

自分で登って確認するのは、危険なので絶対にやめてください。

今は、ドローン等で検査してくれるところもありますので、信頼できるところに検査を頼むのも一つの手段です。

雨樋

水平な部分の軒樋については、曲がっていないかなどを見ます。

雪が降った後などは、確認するのにいいタイミングです。雪の重みで、曲がることがよくあるからです。

この場合、入っている保険によっては、火災保険が適用になることもあります。

大雨の時に様子を見る

また、大雨の時に点検すると、樋が詰まり気味か、ゆがんでいないかどうかもわかりやすくなります。

雨どいからの水のあふれは、家を湿気っぽくしたり、お隣の方にも影響を及ぼす場合がありますので注意が必要です。

バルコニーの防水部分

防水表面の膨れなどがないかを確認します。

他の部分から漏水していることが原因でそのようになる場合もあります。

異常が見られれば、建てた住宅会社か、専門家に早めに相談したほうがよいです。

そのまま放置しておくと漏水などにつながる可能性があります。

室内床

窓際や壁際の床仕上げ部分に水シミが出てきていれば、外部からの漏水や雨漏りを疑う必要が出てきます。

その時点では、かなり状態が悪くなっている可能性がありますので早めの対応が必要です。

また、床が抜けるぐらいの時には、シロアリの被害も疑います。

室内天井・壁

カビやシミがないかを確認します。

これらがある場合、建物の不具合が関係している場合も多いので、そのままとしないほうが良いでしょう。雨漏りや漏水も疑われます。

壁や天井の中から電気のはじけるような音がするとき(点検とは関係ありませんが)

これは、まれな事例とおもわれますが、壁の中、その他から、電気のはじけるような音がする

この場合は、即対応が必要です。電気業者にすぐ見てもらう必要があります。

電線が何かの影響でショートしている可能性が高く、火事になる危険性があります。

まとめ

台風シーズン前や定期的な家の点検について述べました。点検で気づくことによって早い対応が可能になり結果的に費用が少なくなることもありますので、定期的な点検をお勧めします。

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