フローリングの種類と特徴についてになります。

1.複合フローリング

2層以上の層を持つフローリングの事で、合板などの基材の上に仕上げ材を張り付けたものです。ほとんどのフローリングはこちらの構造です。表面の仕上げ材は、天然木の薄板(0.3mm~2mm程度)か、化粧シート材を張ったものがあります。表面に張った仕上げ材の種類や厚みによってかなり質感に違いがあります。

印刷技術の向上により、多くの柄の化粧シートタイプのフローリングが出ています。

リフォームでは、色柄の豊富さから化粧シートタイプのほうを選ばれる方が多くなっています。

表面に厚さ2mm程の天然木を張ったものは、無垢フローリングに近い質感がありますが、値段は高くなります。

無垢フローリングに比べて、反り、膨張、伸縮は、おきづらいです。

2.防音フローリング

複合フローリングの一種ですが、集合住宅用に、裏面に遮音、防振性能があるクッション材を張ったフローリングです。主に、コンクリート床の上に直に張ることが多いです。防音性能によってL-45、L-40と性能がカタログに書いてあります。L-40のほうが遮音性能は高くなります。

歩行感はクッションのせいで、すこしふわふわする感じがします。

3.無垢フローリング

無垢材とゆう性質上、温度や湿度の変化によって伸縮し、反りや隙間を生じやすいとゆう特徴がありますが、無垢ならではの厚みやぬくもり、高級感、重厚感が感じられます。

樹種により、針葉樹系(杉、松、ヒノキなど)と広葉樹系(チーク、カリン、ナラ、ブナ、タモ、メープル、オーク、サクラ、ウォルナット)などに大別されます。

針葉樹系は一般に足触りが柔らかく、暖かみがありますが、表面に傷はつきやすくなります。

木目や節の状態により見た目が異なり、価格もかなり幅があります。

広葉樹系は、一般に強度があり、足触りも硬めとなります。

無垢フローリングは、年月とともに深みや風合いが増してくる素材です。

4.コルクフローリング

コルク樫の外皮を細かく砕いたものに、ウレタン樹脂などの接着剤を入れて加圧・成形したものです。比重が軽く、弾力性、断熱性に優れていて、足触りが柔らかいのが特徴です。

5.薄型フローリング

既存のフローリングの上から張る厚みの薄い(1.5mm~5.8㎜程度)フローリングがあります。現状の床をはがさないので、元の床に問題がなければ、リフォームには適しています。

6.フローリングに追加された機能について

フローリングに追加されている機能についてです。すべてのフローリングについているわけではない機能になります。

ワックス不要フローリング

フローリングに、汚れにくく、擦り傷がつきにくい表面塗装をしたフローリングです。

多くのフローリングがワックス不要とうたわれています。

基本的には、ワックスをしないフローリングとなります。

ワックスをする場合は、フローリング製造会社の指定ワックスを使用することが多いです。

抗ウィルス・抗菌機能があるフローリング

フローリングに抗ウィルス・抗菌機能が付いたものがあります。

ペットの滑りに配慮したフローリング

フローリングの表面がすこしざらざらした感じの滑りに配慮したフローリングがあります。

傷やへこみに強いフローリング

表面材の下に強化剤を入れたり、基材自体を強化したり、表面塗装を強化したり、いろいろな方法で傷のつきづらいものがでています。

まとめ

フローリングは、一度リフォームすると長年そのままとすることが多い部分です。いろいろなことを考えながら選ばれると良いのではと思います。