畳の畳床や厚み、畳表の種類と特長についてになります。
1.畳床について
昔はわら床でしたが、現在は、ほとんどがポリスチレンフォームと木質ボードの畳床です。
ポリスチレンフォームと木質ボードの畳床は、わら床に比べて、防虫性や断熱性が高いのが特徴です。
デメリットとしては、耐久性がわら床よりも劣ります。
わら床の良い点は、踏み心地が柔らかく、天然素材ならではの吸湿・放湿性に優れている点と耐久性が高いところです。
畳を実際に持ってみてずっしりと重い物(1枚28kg位)はわら床の可能性が高いです。
わら床のデメリットとしましては、ダニやカビが発生しやすいことです。
お値段はわら床のほうが高くなります。
マンションの場合、既存の畳も、ほとんどがポリスチレンフォームと木質ボードの畳床です。
戸建の場合、既存の畳は、わら床が多く見られます。
2.畳の厚さについて
畳の厚さは、薄いものは15mmからあります。
通常は55mmから60mmほどの厚さになります。
薄い畳ですと既存のフローリングの上に置くだけで使用する場合もあります。
3.畳表について
イグサ
イグサの畳表は、現在も多く流通しています。
イグサには、国産と中国産がありますが、国産のほうが見た目はよいです。
お値段は、国産のほうが高くなります。
畳表のお値段が、高くなるほどイグサがしっかりした統一感のあるものとなり、中に入っている縦糸もしっかりしたものになってきます。
また、触った感じも厚みがありふっくらした感じとなります。
人工の畳表(和紙を樹脂コーティングしたもの)
現在は、人工の畳表もあります。和紙表は、色褪せもしにくく、丈夫なため、おすすめの畳表です。色も多くの種類から選ぶことができます。
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ダイケン健やかおもての色柄

七島藺草の畳表
へり無し畳に七島藺草(イグサと異なるカヤツリグサ科の植物で強度が優れた特性を持つ畳表)を使用しますと、耐久性があり独特の高級感がでます。
へり無し畳の琉球畳に使われていた畳表の材料です。
4.畳の縁について
畳の縁によって、部屋の印象が変わります。
濃い色は、引き締まった印象となり、薄い色は、穏やかな感じとなります。
以上となります。
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