室内に使う塗料についての種類や特徴についてになります。
1.塗料の特性
塗料の特性としては、各種の下地の上に塗ることができる上に、薄い仕上げ厚でおさまり、様々な色彩があります。
汚れても、通常は上から塗り重ねることが可能です。違う色で塗り替えることにより、インテリアの雰囲気を変えることも可能です。
難しい面としては、美しい塗装仕上げとするには、下地の処理が重要になるところです。
下地のひびにも追従しづらい塗料が多いです。
2.塗料の種類について
水性エマルジョンペイント
水性塗料なので扱いやすく、色や質感も多くの種類があります。最も使用されている塗料です。いやなにおいも少ないです。塗装後の乾いた状態では、水濡れにも強くなります。
部屋では、つや消しで塗られることが多いですが、その場合、手垢等はつきやすくなります。
油性塗料
有機溶剤が入っている塗料で、密着性は良いのですが、においがきつく、室内やマンションリフォームでは敬遠されがちな塗料です。塗装時は、十分な換気が必要です。
オイルステイン
木部の塗装に使う塗料で木目や木肌を生かすことができる塗料です。木部にしみこむことで着色します。塗る木材の吸い込み方の違いにより、塗料のサンプルの色と実際の仕上がりが異なることもあります。
さらにその上から、木材の保護と汚れ等防止のため、他の透明塗料を塗って仕上げることもあります。
塗りたい木部に、もともとしみこまない塗料が塗られている場合、その塗料をはがさないとオイルステインは塗ることができません。
オイルフィニッシュ
木の質感を大事にしたい場合に塗る塗料です。塗膜を作らず、オイルが木にしみこむ感じです。
同じようなものに蜜蝋ワックスなどがあります。
メンテナンスが半年から1年ごとに必要で、そこが面倒な場合には、おすすめできないものです。
ウレタン塗装
ポリウレタン樹脂を主原料とした透明塗料で、テーブルやカウンターの天板などによく用いられます。塗膜が硬く、耐水、耐摩耗性に優れていて、メンテナンスも少なくて済みますが、傷つくと白く目立ち補修も困難となります。
繰り返し塗ることにより厚みが増して、深い艶が出てきます。
クリヤラッカー
ニトロセルロースを主原料とする透明塗料で、乾燥が早く、ウレタン塗装よりは硬くありませんが、硬めの塗膜が特徴です。リフォームではあまり使わない塗料です。
自然塗料
植物オイルなど天然の素材を主原料とするものです。一般的に人体に害が少ないとされています。ドイツから輸入されているオスモカラーなどが自然塗料となります。
断熱塗料
主にセラミックが混入された内装用の塗料になります。一般的な断熱材を設置するよりは効果が落ちますが、仕上がり厚を少なくできるのが特徴です。効果は感じる塗料ですが、塗料の値段は高めとなります。
まとめ
いろいろな塗料が市販で販売されています。DIYでのお部屋のイメージチェンジには、塗装は適していると思われます。