リフォーム時のお客様のご相談に対しての回答や説明になります。
1.床がたわむので直したい。
床が弱っていて直したいとのご要望は多くあります。
床下の根太と呼ばれる木材がしっかりしている場合には、既存のフローリングの上から重ねて貼る場合も多くあります。既存フローリングの撤去費用がないため、費用的には有利となります。
床鳴りについては、原因を突き止めることから始めます。床下に潜って見ることができない場合、はがさないで直すことは難しくなります。
床のたわむ一部分だけ直してほしいとのご要望もありますが、その場合、基本的には、床下に潜れることが前提となります。
2.お掃除のしやすいクッションフロアーに変えたい。
既存のクッションフロアーに溝があり、そこに汚れが溜まることから、溝のないものや少ないものに変えたいとのご要望があります。その場合、目地のないものや、汚れが目立ちにくい柄のものをお勧めしています。
また、表面が住宅用クッションフロアーよりも丈夫でお掃除のしやすい、店舗用クッションフロアーや長尺シートをお勧めする場合もあります。
3.床暖房を設置したい。
電気式の床暖房と給湯式の床暖房があります。初期費用としてしては、給湯式のほうが高くなります。ランニングコストについても給湯式のほうが高くなるイメージがあります。
給湯式の床暖房につきましては、給湯パネルの厚み、約12mmをリフォーム時に考慮する必要があります。
電気式では、厚みが0.4mmほどのため、ほとんど気にしなくてもよくなります。
既存の床が、住まい全体でバリアフリーの場合、既存の床をはがすか、廊下までフローリングを上貼りするか等も考えていくことになります。
床下の断熱が無いか、良くない場合には、床暖房の効率が極端に悪くなります。そのため、断熱工事をすることも考えなくてはいけません。
4.今の床の上にフローリングを上貼りしたい。
フローリングの上貼りについては、できる場合とできない場合があります。
マンションの直貼りフローリングの場合は、通常はがして張り替えていきます。この上に上貼りすると床材の動きが大きくなってしまい、すぐにはがれてきたりする不具合が起こる可能性が非常に高くなります。実際に張られた物件を見たことがありますが、経過した年数のわりに床の状態が非常に悪くなっており、また床のリフォームを検討されていました。
最近、マンションの直貼りフローリングの上に張れる厚み1.5mmの薄いフローリング調の材料が、パナソニックより発売されました。こちらも条件はありますが、選択の一つとして検討するのも良いかもしれません。
戸建ての場合は、既存の床材の状態にもよりますが、上貼りできることが多いです。
5.フローリングの柄を好みのものに変えたい。
フローリングの柄につきましては、選択の範囲が非常に多くなりました。
まずは、イメージされているものを伝えていただいて、それに合ったフローリングをご提案していきます。最終的には、サンプルを見ていただいて決めることが多いです。
6.マンションでキッチン等の部屋にタイルの床が貼れるか知りたい。
最初に、マンションの管理組合に工事を申請して許可が下りるかどうかが問題となります。
防音の規定がある場合、防音機能がある置床に合板を2重に張り、その上にタイルを張っていきます。目地も専用の目地材を使います。こちらの内容でも、マンションの許可が下りなければできない状況です。
7.お風呂の一部のタイルの補修をしてほしい。
既存のタイルに近いものを探して貼る形になります。タイルが浮いている部分については、はがして、貼りなおす形となります。
8.汚れに強いクロスはありませんか。
他のクロスと比較して汚れに強いものはありますが、キッチンパネルのように強いものはないのが実情です。
ご要望の内容によってご提案を変えています。
9.マンションのカビを改善したい
既存の断熱がある場合でも、その断熱が機能しておらず、不具合が発生している場合も多くございます。この場合、その部分を補強したり、やり替えたりする必要がございます。
天井部分の断熱にも注意
外壁面に近い天井部分の断熱がされてない場合も多く見かけます。この場合、外壁面から60cmくらいの範囲の断熱工事を行っていきます。
10.窓からの冷気を改善したい。
窓からの冷気を改善したい場合には、窓自体の交換や、窓のカバー工法、条件にもよりますがガラスの交換、2重窓の設置、丈の長いカーテンの設置等の対策がございます。
窓が大きい場合ほど効果が感じられます。
11.室内の間仕切壁に寒さを感じる
戸建ての外壁面に面していない間仕切壁については、気流止めがない場合、内部を床下の冷たい空気が上昇して、室内の熱を奪っている場合がございます。
気流止めを設置することや、断熱工事をすることで改善する効果が期待できます。
12.照明の配置を変更できないか。
照明の配置変更のご依頼は、多くございます。天井の下地補強が必要な場合や配線のための開口する工事が必要になる場合もございます。
13.間接照明を設置できないか。
間接照明を設置する場合には、天井を一部作成したり、壁面の改造が必要になる場合が多いです。照明器具の配置も全体的に考え直す形になることが多くございます。
また、照明器具が直に見えないようにする等も考慮しながらプランニングしていきます。
照明器具自体は、非常にスリムなものが出ていますので、照明の効果を出すための、いろいろな可能性がございます。
14.TVを壁掛けTVにできないか。
多くのご依頼がある工事です。最終的なTVの大きさ、位置をお打ち合わせしながら、壁の補強位置、TVコンセントの位置を決めていきます。 ビデオとつなぐ場合には、ビデオの設置位置とその配管スペースも考えていきます。
以上となります。
すまいに関するお悩み等がございましたら、現地調査・お見積りは無料で行っておりますのでお気軽にご連絡ください。